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6月活動日誌立山特別編その1
羅須地人鉄道協会

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国際トロッコサミット野外展示に参加してきましたその2


・みんなのアイドル6号機
6号機の周囲にはいつもひとだかり。朝の昇圧もみんなに見守られながら…


現場の方々も興味津々

・華麗なる競演
今回の「国際トロッコサミット」の野外展示には、わたしたちの6号機のほかに、宮城県松山町の「人車」、トモエ電機工業の蓄電池機関車「サーボロコ」が参加しました。両車ともわたしたちのまきば線、そして立山砂防軌道と同じ、2フィートゲージのため、同じ線路を走ることができるのです。
立山砂防軌道の千寿ヶ原構内の3本並んだ線路に、手前から松山人車、羅須6号機、トモエサーボロコの順番に並べられ、20分おきに会場のナレーションに合わせ展示運転を行いました。
普段松山人車は松山町の公園内を、サーボロコはトンネル工事などの工事現場を走っており(もちろん羅須6号機もまきば線だけ)、普段ほかの車両と走る機会が無いだけになかなか貴重なシーンが繰り広げられました。

蛇足ですが、トモエサーボロコの説明ナレーションで「音も静かで空気も汚さず環境にやさしく、将来の交通機関としても期待されている…」というものがありました。このサーボロコは蓄電池で動くため排気ガスなども出さず、また音も静かすぎて接近を知らせるため危険防止のため、オルゴールを鳴らしながら走るくらいです。それにひきかえわが6号機は音はやかましい(われわれには心地よい音ですが…)、盛大に排気煙を吐き出し、環境に厳しいことこの上なく、将来性もなしというところでしょうか(さすがにそういう説明ナレーションはされませんでしたが)。


松山町役場所有の「人車」


トモエ電機工業所有の「サーボロコ」

・朝から弁装置調整
23日の運転終了後「なんか違うゾ」と、羅須技術陣が弁調整開始。
「おれたちの6号機はもっとパワーが出るはずだ!」とシリンダーブロックのふたを開けはじめます。雨の中、トモエのサーボロコに押したり引いたりしてもらい、ベストな位置を調整します。しかし23日は機関庫の戸締りの都合で中断し、翌24日朝から昇圧の時間を利用して再び調整続行。運転開始までにきっちりと調整し小気味よいドラフト音を響かせるようになりました。
砂防の皆さんも普段見れないその作業を興味深く見守っていました。

砂防の皆さんが見守る中調整が進む
・グッズ販売コーナーも大成功
今回は会場内にグッズ販売コーナーも設置され、その中の一部でわたしたちも羅須グッズの販売を行いました。
といっても、これまでのところ「羅須グッズ」と呼べるのは「ポストカードセット」だけでしたが、今回のトロッコサミットでは、このポストカードに加え、これまでのまきば線の活動の軌跡をまとめた新作ビデオ「ゆめ軌道」(\1500)や、前回の活動で作ったレール文鎮(\1000、\500)、古イヌクギ(\10!)、そしてついこの間まで3号機に取り付けられていたナンバープレート(\5000)などが用意され、準備万端で立山にのりこんだのでした。
しかし23日は朝から土砂降りの雨。お客さんの数も少なく売上は期待できないかと思われました。ところがっ!お客さんの数は少なくともその濃度は高く、ふたを明けてみると、ポストカード、ビデオ、レール文鎮、そしてナンバープレートもどんどん売れて行き、また24日は天気も回復したこともあり、結局ビデオは用意した30本、レール文鎮は用意した22個、ナンバープレート2個すべて完売し、古イヌクギですら、おまけなどの無料進呈もあわせ50本以上を売り切り、上場の結果となりました。
これらの収益金は6号機をはじめとする機関車たちの整備費用などに有効に活用させていただきます。お買い上げいただいた皆様どうもありがとうございました。


かわいい機関車の写真は子供たちにも評判

・千寿ヶ原に響く汽笛

「きしゃのきてき!」
「ひっぱってならしてネ!」
今回羅須グッズ販売所の前に設置されたのが「きしゃのきてき」。さすがにボイラーまでは設置できませんが、普段まきば線でエア工具を動かしているエアコンプレッサーも運び込まれました。
で、お店の前に置いておくと、来るわ来るわ子供たちが。それとともに来るわ来るわ、子供をダシに自分で汽笛を鳴らしたい大人たちが(でも鳴らしてるときの顔は皆さん子供でしたが)。

「ほぉら、ここひっぱるのよぉ!」
っておかあさん、ほとんど自分で
引っ張ってますけど。
・T田代表幹事「北陸地方建設局賞」受賞
国際トロッコサミットの一環として行われていた「トロッコ写真コンテスト」で、T田さんが、なんと最優秀賞の「北陸地方建設局賞」を受賞してしまいました。
受賞した写真は、今を去ること四半世紀、彼がまだ高校生のころに利根川下流工事軌道で撮影した「土と闘い堤防を築く男たち」というタイトルで、22日午後に行われた授賞式で表彰状と副賞の花瓶や記念の鉄道模型をもらっていました。
それを知った、いずれも腕に覚えのある羅須地人の面々は、「なんだ、T田が受賞できるんだったらおれも応募しとくんだったな。次回はもう簡単に賞が撮れると思ったら大間違いだよ」などといっていましたが。もらった者勝ちですよね。
なお、受賞写真はトロッコサミット関連行事として立山カルデラ博物館で6月23日から7月9日まで開催された「特別展 トロッコと立山砂防」で展示されていました。

「へへ〜ん、いーでしょー!(えっへん)」
しかしいつの間に応募してたんでしょ?
・アタゴウル亭大繁盛

アタゴウル亭シェフのコアラさん
野筵坊と並ぶ羅須地人の誇る移動レストランが、ここ千寿ヶ原にも開店、イタリアンを中心としたメニューで羅須地人の空腹を満たしていました。さすがにアルコールまでは出てきませんでしたが、それでも雨で冷えた体には暖かいメニューが染み入ります。
アタゴウル亭のコアラさんありがとうございました。


大繁盛のアタゴウル亭(奥)と貪り食う羅須地人(左から3人)と、
あきれる隣のブースの売り子のおにいさん(右端)

・はなやかな記念写真タイムのうしろで…
24日はお昼ころには雨も上がり、日もさしてきて記念写真タイムと相成りました。
6号機の横で親子連れがかわるがわる記念撮影をしているその横で…。

蒸気機関車といっしょに「ハイ、チーズ!」
汗だくになってロッドのメタル調整をしている羅須地人が一人。
「いやー、初動のフリクションが大きいのはメタルの締めすぎが原因じゃないかと思って…」
と必死になって作業をしていました。
おかげでそのあとの6号機の調子はすごく良くなりましたが、ついでにほとんどの記念写真にもれなく彼の姿も入り込んでいるという…


記念写真の邪魔にならないように小さくなって
作業をしていましたが、
元がでかいので無駄だったようです

・地元テレビ局の取材も
4月のNHK放送以来あちこちに露出している羅須地人ですが、ここでも地元テレビ局の取材を受けました。ずいぶん取材を受けているにもかかわらず、ちっとも取材馴れしていないT田氏は「誰か変わってよ、いやだよオレ」などと言っていましたが、インタビューが始まってしまうとしっかりと受け答えしていました。
蒸気機関車の魅力を語るT田氏
・…か、かわいいキャラクターたちも…
この国際トロッコサミット会場には立山砂防のイメージキャラクター「おちゃめなロッコちゃん」と、2000年とやま国体・きらりんぴっく富山のイメージキャラクター「時丸」・「風丸」も登場。  謎の  愉快なキャラクターたちが、会場を盛り上げていました…。
しかしイラストだけならともかく実際に立体になるとすごいインパクトが…。え、どんなインパクトかって?それは(以下都合により62文字削除:事務局)。
…とやま国体の成功をお祈りします。

         
「おちゃめな」と言われましても…       左が「時丸」、右が「風丸」   
                        時丸って顔に目線入っちゃって
                        なんか悪いことでも…以下自粛


・無事終了で記念写真

24日の展示も無事終わり、砂防の皆さん方と一緒に記念撮影。
本当にお世話になりました。そして楽しい思いでの数々をどうもありがとうございました。


6号機を中心に立山砂防工事事務所の皆さんと


 

・そして家路に


あー、おもしろかった。さぁて帰るか。

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