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2月活動日誌 その3
羅須地人鉄道協会

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・デルタ線工事すすむ
前回の活動から本格的に工事が始まったデルタ線は、26日から27日にかけて、資材置き場からの資材運搬、直線延長およびポイントセット移設工事が行われ、デルタの2辺が見えてきました。
キャンプ場側にある資材置き場からは、15kg/mの直線レール10m×12本、枕木約90本がデルタ線延長工事現場に運び込まれ、その資材を使い、瞬く間に前回工事部分から10mの直線線路が延長されました。続いて枕木に組まれた状態で保管されていたポイントセットがその先に設置され、デルタ線の2辺・3角が決まりました。あとは「件」の花壇を横切る1辺と、その引上げ線ですが、この先は曲線部分も多く難工事が予想されます。しかし今回の作業に携わった面々は「5月のゴールデンウイークには間に合わせたい」と語っていました。

・雪の中、頚城ラッセル動く
26日、朝からときおり小雪の舞う天気の中で、デルタ線工事のため、頚城ラッセルが移動することになりました。
頚城ラッセル「ラキ1」は新潟県の頚城鉄道で使用された後、羅須地人鉄道協会に引き取られ、糸魚川の東洋活性白土専用線を経てゆめ牧場にやってきました。しかし、もともと軌間が2フィート6インチだったものを、羅須地人の線路に合わせ2フィートに改軌したもので、車輌の大きさが羅須のその他の車輌と比べ、一回り大きく、安全性の問題からゆめ牧場入線後もほとんど動かされたことはありませんでした。
今回、ラッセルの留置線がデルタ線の本線になることになったため、久しぶりに動くことになったものです。
工事中のデルタ線とラッセル留置線の線路を仮締結し、小雪の舞う中をDL101号機でゆっくりと引き出します。


小雪の中、頚城ラッセルがとうとう動く

頚城ラッセルは前述のような問題から、羅須に来てからこれまで雪の日に動いたというのは1度しかありませんでした。この日はさすがに積もるほどの雪にはなりませんでしたが、時折激しく降る雪のなかのラッセルをみていると雪国の軽便鉄道を見ている錯覚にとらわれます。


雪が激しく降る中、ラッセルが往く

このあとラッセルは本線脇の留置線に安置され、再び眠りに就きました。

・雪の中、煙は上がる…
ラッセルの移動作業が終わるころには、雪がますます激しさを増していました。こうなると血が騒ぐのが羅須地人。気がつくと3号機に注水し、火を入れはじめてしまったのでした。
しかし、火が入ったのが午後3時過ぎ。実際に走行可能となったのは午後5時半頃で、あたりはもう薄暗くなっていました。雪もときおり雨が混じるようになり、残念ながら積もることもありませんでした。
が、気温も低く、機関車のまわりを真っ白な蒸気が取り巻く姿は美しく、寒さを忘れさせるものでした。


真っ白い蒸気を身に纏い3号機発車


雪降る夜の蒸気機関車

結局この夜は、寒さも忘れ、投光器などをセットしたり、本線を数周走行したりと、雪の夜の蒸気機関車を堪能しました。以前から雪の中の蒸気機関車の撮影を狙っており、今回の首謀格となったT橋センセイは、周囲が暗くなってしまったこともあり、残念ながらバルブ撮影のみとなってしまいましたが、普段撮影できないシチュエーションに満足げでした。

・入会希望者登場
26日の活動では、2名の入会希望者がまきば線を訪れ、羅須地人の活動を実際に体験していきました。
この日やってきた2名の入会希望者は、ひとりが某電鉄勤務経験ありの元本職、ひとりが22歳の若者ということで、さっそくデルタ線工事に動員されました。
特に元本職は指導に当たった事務局長よりも経験抱負で、作業も半ばになるとどちらが入会希望者なのかわからないような状況になってしまっていたようです。
また、もう一方の入会希望者も、26日の晩にはその他の羅須地人とともにクラブハウスに泊まり、一緒になって汽車談義に花を咲かせていました。
参加初日にラッセルは動くは、汽車は走るは、大変ラッキーな入会日となりました。

3月の蒸気機関車営業運転日決定
ゆめ牧場側からの依頼に基づき、例年3月頃に蒸気機関車による営業運転が行われていますが、今年も3月25日・26日の2日間、営業運転を行うことが決まりました。時間は午前10時頃から午後4時頃までとなっていますが、盛り上がれば閉園後にいつものとおり特別列車も走るかも。
公式には年間10日も走っていない羅須の蒸気機関車を見るチャンスです。多数の皆さんのお越しをお待ちしています。(もちろん羅須地人のメンバーも来て下さいね。やらなきゃなんない作業は山とありますので。)

<積み残し>
・…雪は降らず。
2月20日の関東地方の天気予報は「大雪」。東京都心部でも積雪が予想され、テレビなどでは盛んに注意を呼びかけていました。
そのニュースを聞きつけた羅須地人の一部メンバーは、20日の未明、蒸気機関車を走らせるべく、まきば線に向かったのでした。事務局長などは朝3時に起き出し、途中紆余曲折があったものの5時半にはまきば線に到着したのでした。
しかし、到着した事務局長を待っていたのは「雨」でした。
この日、雪をもたらすはずだった寒気は予報よりも大幅に北側に外れ、湿った空気は冷やされることなく雨となってまきば線に降り注ぎ、雪の蒸機を期待して集まったメンバーの肩を濡らしたのでした。


雨のまきば線(2/20 9:00AM)

・怪人現る?!

2/20、雪の蒸汽を走らせるためまきば線で天気を伺っていた事務局長の前に
怪しい人カゲが!
なぞの人カゲ

ナゾの異星人か、それとも物の怪か! まきば線に緊張が走る!
で、事務局長が決死の思いで近付き、
怪人の撮影に成功
その画像がこれだ!
怪人

「いやぁ、突然水色のマントのようなものを羽織った怪人が現われたんですよ。
ちょっと『太陽の塔』に似ていました。
一緒にいたはずのT田さんの姿が見えず、怪人に喰われてしまったのかと思いましたが、
怪人が去った後、無事出てきたのでほっとしました」(事務局長談)

え、雨降ってて、やることなくてヒマだったのかって?
そ、そんなことあるわけな…
やっぱわかります?


 


・不運続きの事務局長
前回の活動の時に愛車のアクセルワイヤーが切れたのを皮切りに、20日にはまきば線に向かう途中、××で××に××り、26日の活動では××の××を××するという悲しい出来事が起きています。T田氏は「これを機にもっといい××、××ばいいじゃない。災い転じて福となす、だよ」となぐさめていたようですが、T本氏は「××が××なんだよ。もうちょっと××て××しろよ」と、手厳しいお言葉。
ということで、落ち込んでいる事務局長を見たら、皆さんも一言励ましてやって下さいね。
(事務局長の癒えかけた傷口を刺激しないよう、一部伏せ字となっています。ご了承ください)
 


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