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2月活動日誌 その2
羅須地人鉄道協会

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・ウエストラインに砂利
昨年末から急速に延長されてきたウエストラインですが、砂利の供給がないため、先端部分は路盤と線路の間に砂利のない「空中軌道」状態となっていました。
そして、先月3号機を走らせた際「せっかくウエストラインの勾配区間を試したくても、線路はあるのに空中軌道じゃ危なくて入線できない」との声があがり、2月12日、羅須の乏しい砂利置き場から砂利を手作業にて厳選し、空中軌道部分の路盤に散布することになりました。
しかし、使える砂利はわずかです。本来であればまくら木の肩まで砂利がくるはずなのですが、今回はまくら木の下のみの散布となってしまいました。


乏しい砂利をまくら木の下にていねいに詰め込む

結局、1日の作業の結果、約10mほどの区間が入線可能となり、夕方にDL101号を使って入線試験が行われました。まくら木の下にしか砂利がなく、前後方向のホールドは望めません。DLを慎重にゆっくりと入線させていきます。


恐る恐る入線

しかし、手作業とビーターでしっかり詰め込んんだ砂利は、5tのDLの重量をしっかりと受け止め、おかしな線路の歪みなどは皆無でした。
この作業終了後、砂利の必要性を痛切に感じた羅須地人は、砂利の確保の段取りについて検討を始めました。
どなたか、鉄道線路に適当なサイズの砂利を格安で入手できる先を御存じの方はいらっしゃいませんかねぇ。

・6号機レストア続報
2月第2週の作業では、前回の左側のロッド・バルブギアに続き、右側のロッド・バルブギアも組み上がりました。これで足周りは残すところ弁調整のみとなりました。


左側もできあがり

続いて、上回りのケーシング(ボイラーのカバー)の取り付けです。
ケーシングはボイラーの胴回り部分と火室部分に分かれており、火室のケーシングは従来のものを補修・修正を行い、胴回り部分は新製され、錆び止めおよび下塗りなどが施され、それぞれ取り付けられました。


まずは火室部分のケーシングから

つづいて、胴回り部分のケーシングもとりつけられ、様子を見るため機関庫の外へ…。


ケーシングがついた6号機
(とある理由につき白黒画像でお送りします)

いやー、なんだかどんどん機関車っぽくなっていきます(あたりまえだ、機関車だもの)。
で、昨日組み上がったバルブギア周りの当たりを取るためDL101号に牽かれ、本線1周引き回しと相成りました。


引き回される6号機
(とある理由につき白黒画像でお送りします)

このあとの作業予定は、下回りの弁調整、上回りのキャブ搭載、そして蒸気配管、塗装、仕上げ塗装となります。5月のゴールデンウイークまでに走れるようになるといいね、などと話をしつつ今回の作業を終えました。

・デルタ線工事着手
エンドレス路線が主体のまきば線では、以前から車輪の片減りの発生が危惧されていました。しかし、ターンテーブルなどの車両の方向を変える施設もなく、問題は先送りされていました。
もちろん、線路延長計画には「デルタ線」のプランもありましたが、その建設予定地にはゆめ牧場の花壇があり、用地確保の問題があったのでした。いくら傍若無人の羅須地人といえども花壇に咲く小さな草花たちを安全靴で踏み付けるのには抵抗があったのです。
が、今回、デルタ線予定地上の花壇がちょうど植え替えの時期にあったようで、花壇には草花はいっさい生えていませんでした。これ幸いとゆめ牧場側に話をつけ、花壇を横切る形での用地取得交渉がまとまり、急遽デルタ線建設工事が始まったのでした。


さっそく工事開始

しかし、問題の花壇に辿り着くまでの工事が必要です。線路延長計画の変更から取り外されたレールの部分に新たにレールを敷設していきます。


もはやおなじみ犬釘打ち

機廻し線をつくる関係から、本線分岐から5mほど直線を延長して、その先に先月発掘したポイントを設置します。15kg/mのポイントキットは重く、レールの集積所から臨時の工事列車も登場します。
結局、日が暮れてきたため、今回の作業は直線5m+ポイント途中までで終わりました。


今日はここまで、またこんど。

<積み残し>
・事務局長の愛車、とうとう壊れる
2月12日の朝、いつものとおりゆめ牧場に向かっていた事務局長の愛車(1980年製のスズキジムニー)が、ゆめ牧場まであとわずかという滑河の交差点で、いきなりエンジンが吹け上がらないという故障に見舞われました。
事務局長がさっそくいつもの通り点検した結果、アクセルワイヤーが切れただけで、エンジンなどには異常がない事がわかりました。彼は慣れた手つきでキャブレターのアクセル部分に紐を結び、その紐をボンネットの隙間から運転席まで伸ばし、ゆめ牧場までの約4kmをハンドスロットルでやってきたのでした(キケンなのでよい子はマネをしないでネ:事務局長談)。
ゆめ牧場到着後、彼はこんなこともあろうかと用意してあった予備のアクセルワイヤーに交換し、何事もなかったように活動に参加したのでした。


アクセルワイヤー交換作業中の事務局長の 廃車 愛車

・なんかヘンだぞ
12日、半日がかりで6号機の左バルブギアを組み上げた某氏は、組み上げたバルブギアを背景にニッコリ記念写真。
でもなんかヘンだぞ?


なんかヘンなバルブギアとにっこり微笑む某氏
(某氏の名誉のため、画像に修正を加えてあります)

このあと某氏はまた半日かけて、せっかく組み上げたバルブギアをばらし、こんどはちゃんと組み上げたとのことです。

・野筵坊の夜は更けて
12日の夜は、生ソーセージのベークド&ボイルド、玉子と焼き豚ハムの醤油煮込み、ロールキャベツ・スープ、バケットにチーズ、ロブスターのパテ、といったメニューでした。野筵坊御亭主曰く「最近、ややスランプ気味かもしれません」とは言っておられるようですが、そんなことはありません。あのじっくり煮込まれたロールキャベツは絶品でした。この晩もワインの空き瓶が次々並んだ愉快な夜でした。


野筵坊ではこんなワインが供されます

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