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1号機レストア費用ご寄付のお願い
羅須地人鉄道協会

 
ご寄付をお願いするにあたって
 すでに活動日誌などでもご案内の通り、羅須地人鉄道協会では、かつて新潟県糸魚川市の東洋活性白土専用線で活躍していた旧活性白土1号機、通称“活白(かっぱく)のドコー”を入手し、現在動態保存を目標にレストア作業を進めています。
 この機関車は50年以上もの間、ほとんど動かしたことがなかった上に、活性白土専用線が廃止になってから20年近くの間、屋外に保存してあったため、予想以上に腐食が進んでおり、レストアも当初考えていたものより相当困難になると思われます。

 しかしわたしたちはこの機関車をどうしても復活させたいと考えています。
 この機関車は記録も銘板もなく、いつごろどこで製造されたのか不明なのですが、かつて日本各地の工事軌道で使われていたフランス・ドコービル社製の形態を今に伝える日本で唯一現存する機関車であり、日本の蒸気機関車史上でも貴重な1台です。

 そしてこの機関車はわたしたちにとって復活させたい理由はそれだけではありません。
 かつてわたしたち羅須地人鉄道協会がまだ保存鉄道のイロハもわからなかった頃、わたしたちを支えてくださったのが、機関士の松沢さんや山田社長をはじめとする糸魚川の東洋活性白土のみなさん、そして糸魚川の地域のみなさんでした。そのみなさんのご理解・ご支援がなければいまのわたしたちは無かったでしょう。わたしたちにとってみなさんに頂いた暖かいご支援・ご協力は今も決して忘れることの出来ない思い出です。そしてこの旧活性白土1号機はその糸魚川での思い出を現在に伝える機関車でもあります。
 この思い出を永遠に語り継ぎ、そしてかつてお世話になったみなさんへのご恩返しとするためにも、わたしたちはどうしてもこの機関車を再び走らせたいと考えているのです。

 2000年7月から本格的にレストアに着手しましたが、レストアを進めるにつれ、ボイラー周りを中心に大規模な補修が必要なことがわかりました。しかしわたしたちは諦めるつもりは全くありません。長い年月がかかっても絶対に完成させるつもりでいます。しかし残念ながら、わたしたちの技術だけではどうにもならない部分もあります。そしてこのような古い機械を専門家に補修していただくには、高額な費用がかかると思われます。
 そこで今回、この1号機関車、そしてわたしたち羅須地人鉄道協会にご理解を頂ける方にご寄付のお願いをすることといたしました。

 お願いする額は決して少なくありません。そしてわたしたちは、ご協力頂いた方には1号機を復活させることのほかには僅かなものしかご用意できません。また、その1号機の復活すら確約できる状況ではありません。たいへん身勝手なお願いであることも承知しています。それでもかまわないという方、1号機が再び走ることをわたしたちと共に夢見ることが出来る方にご支援をお願いしたいと思っています。

 これらの事情をご理解の上、なにとぞご協力頂けますようお願い申し上げます。
 

羅須地人鉄道協会
代表幹事 角田 幸弘


 

ご寄付の内容について
1、ご寄付の金額
 1口 10,000円(1口以上)

2、送金先
・郵便振替の場合
 00120−8−563692 羅須地人鉄道協会 までご送金ください。

・現金書留の場合
 〒286−0201
 千葉県印旛郡富里町日吉台3−16−14 角田 幸弘までご送付ください。

3、ご寄付頂いた方への特典など
 ご協力頂いた方には御礼として次のものを贈呈いたします。

  • 当会所有の蒸気機関車3号機・6号機の写真1枚
  • 成田ゆめ牧場の入場券2枚
 3口以上ご協力頂いた方にはさらに次のものを贈呈いたします。
  • 羅須地人鉄道協会オリジナル絵葉書(12枚セット)
  • 羅須地人鉄道協会オリジナルビデオ(約60分)
 ※さらに大口のご協力を頂いた方には個別にご相談申し上げます。

4、その他

  • 頂いたご寄付は別会計とし、1号機のレストアにのみ使用いたします。
  • 1号機レストアの状況については、当ホームページなどで随時ご報告する予定です。
  • 羅須地人鉄道協会は任意団体のため、このご寄付は税金控除の対象にはなりません。
  • 一度ご寄付頂いたお金はいかなる場合にも返却いたしません。
  • ご寄付頂いた方がわたしたちの活動日にまきば線をご訪問された場合、歓迎いたしますがそれ以上の優遇は特に考えていません。
  • そのほかご不明な点などがありましたら、上記住所または事務局長までお問い合わせください。
みなさまのご協力をお願いいたします。

ポプラ並木と糸魚川時代の1号機
(写真:福井康文氏)
その後の進捗について

・作業の進捗について(2001年6月現在)

1号機は、2001年6月の段階で、次の作業が実施および着手されています。

全体関係
・分解
・各部採寸

下回り関係
・台枠・動輪などの再使用部品の錆落とし・洗浄・塗装
・動輪軸箱の補修
・動輪メタルの補修
・軸受け部分の給油配管見直し
・動輪軸補修
・台枠への軸箱・動輪組み付け
・ピストンロッド新設
・メインロッド補修

ボイラー関係
・ボイラー取り外し
・清掃
・水圧検査(漏水多く失敗)
・ボイラー補修業者への修理依頼
・ボイラー製造業者への製造見積もり依頼

上回りおよび蒸気配管関係
・採寸
・図面起こし
 

・現状での問題点について(2001年6月現在)

・下回り関係
作業は順調に進んでおり、近いうちにメインロッドの組付けまで行われる予定です。

・ボイラー関係
2001年5月にボイラー修理業者に修理依頼をしておりましたが、6月に入り、業者の方より
「修理にあたり調査をしてみた。その結果、鉄板接合部を中心に破断部分が多く、また、ボイラー自体の肉厚も錆などで相当薄くなっている部分があるなど、老朽化が激しい。現状の破断部分を補修しても、いつその他の部分が破断するかわからない状況であり、このボイラーを修理補修して再度使用することはお勧めしない」
との報告がありました。

この報告を受け、羅須地人鉄道協会では、ボイラーを新設する方向でレストア計画の再検討を行い、現在いくつかのボイラー製造業者に見積もり依頼を出しています。
すでに入手済みの見積もりによりますと、ボイラーの新製は技術的に十分可能であり、またコスト面でも、修理に比べ高額にはなるものの、わたしたちの活動およびご理解いただいている方々のご支援の範囲内で十分対処できるものと判断しております。

・上回り関係
本格着工は下回りおよびボイラー関係のレストア終了後に予定のため、現段階では特に問題は発生していません。


1号機台枠の現状


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